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ふたりめ出産のおはなし〜前編〜 [出産]

先日moblogにてご報告した通り、

1月22日火曜日、我が家に第二子が誕生しました☆

予定日は2月3日でしたが、12日早い出産となりました。

今回は2人目ということで、振り返ってみても、

気分的に余裕を持ってお産に臨めたと思います。


記憶が新しいうちに

ふたりめ出産ストーリーを書き綴っておきます。




*******************************************

21日(月)、夜9時台。

お腹の張り(子宮の収縮)とともに、生理痛のような痛みを感じ始めました。
時間は10分置きくらい。

前日までの2〜3日も、夜中や明け方になると同様の痛みや腰痛がありましたが、
痛みが弱く、時間も不規則で、いわゆる前駆陣痛というヤツだったのでしょう。




↑前日(20日)のお腹…前に出すぎ。コワイ。



でもこの日のは違いました。
まーたんを寝かしつける前に遊んでいても、
その都度ちょっとポーズして、
痛みやおしもの圧迫感をやり過ごさないといけませんでした。

「ん…来たかな?どうかな?」


この日たまたま健診日で、
「赤ちゃんだいぶ下がってるね、2〜3cm開いてる。
陣痛が付き始めたら、(経産婦なので進行が)早いと思うよ」と言われていました。
それに実は…翌22日は満月。
もしかしてお産になる確率も上がるかな?なんて思っていました(笑)。

まーたんを寝かしつけながら様子を見ていると、
規則的な痛みはフェイドアウトしなさそうな気配なので、
陣痛本番の可能性が高いなと思い、
まず先に着替えをして荷物を用意し、
いつでも出られる状態にしてから、
10時半ごろ産院にTEL。
パパは夜勤でいないため、
階下の義父母にまーたんのことを頼み、タクシーを飛ばして産院へ。

産院までは夜中の空いた道でも車で20分ていどの中距離。
タクシーの中で、痛みの感覚は7〜8分でした。
フーーーッとひたすら長く吐くソフロロジー式呼吸法でリラックス。



11時半頃、産院着。
柔ちゃんにそっくりのベテラン助産師さんが診察すると、
子宮口は4cm。
痛みも強くなってるので、やはりそのままLDR室へ。

(LDRとは、陣痛・分娩・産後の回復をひとつの部屋で過ごせる
設備のある部屋のことです。
多くの病院では、陣痛室と分娩室は別だったりします)


着替えだったり署名だったり分娩監視装置の装着だったりを
済ませてから、パパへTEL。
「終業(5時半頃)まで持たへんかな?」とのたまうので、
「進行早いかもしれんから、もう来といて」と早退をお願い。



まだ痛みの弱いうちに、
ベッドサイドのテーブルにケイタイ、デジカメ、うちわ、
家でペットボトルに入れてきたお茶、ストローつきボトルキャップを
スタンバイしていると、
「Meineさん準備万端やな(笑)」と言われる。

………私ってもしかして、冷静すぎ?(笑)

だって経産婦だから、
進行が早いと自分ひとりでお産に挑まないといけなくなるかも知れないから、
なんでもひとりで出来る状態にしておかなくちゃ…って準備してたんだもの(笑)。
前回の経験があるから、
どう用意しておけば一番慌てなくて済むかもわかってるしね〜。





深夜0時を過ぎ、日付が変わる。
22日(火)。


0時15分を過ぎた頃から、陣痛間隔が5分を切りました。

助産師さんによると、私の陣痛には、
大きな収縮のあと、ピョコッとオマケの収縮があったらしい。(自覚なし)

…………そんなオマケ要りません、と後から思うことになります(笑)。




0時半過ぎ頃かな?
パパ到着。
これまでの経緯や現在の進捗などを、痛みに耐えながらおしゃべり。
それに、ヒーリング系音楽のかかっていたラジカセのCDを、
自分が持ってきた好きなアーティストのCDと入れ替えてもらった(笑)。
のちのちパパ曰く、私の様子は「俺が着いた頃はまだ余裕あったよな」だそう。
痛みの最中でも、口をきくことはできましたからね。

しばらくして、痛みが強くなってきました。
時計の針を覚えているのは、0時50分頃まで。
この頃から、痛みの最中はあまりおしゃべりできなくなってきました。
左横向きの姿勢で横たわって(ベッドの背は少し起こした状態)、
ソフロロジー呼吸法で痛みを逃します。


子宮口が8cmくらいになったのは恐らく1時を過ぎてからだと思います。
記憶が前後していて順番は定かじゃないですが、
右足を上げて固定されたり、
足に汚れよけの袋を被せられたり、
下半身の下にシートを敷いたり、
いよいよ分娩可能な用意がされたのを覚えています。

「横向きのまま産む?仰向けになる?」
「いよいよってときは仰向けの方がお勧めやよ」
「Meineさん、じょうずー」
「ダンナさん、ここって時に言うからそのナースコール押してくれる?」

などなど、助産師さんがかけてくれた声もよく覚えています。
後半は、もうほとんど返事など出来ずにシカト状態になってたのは
申し訳なかったです(苦笑)。
ゴメンナサイ、Fさん(^^;)



痛い……………。
コレコレ、コレだよぉ〜…………。

と、生々しく記憶が蘇ります。

あ〜やっぱイヤだわ、もう3人目は産むもんか〜……。

とかその最中は、やっぱり思うのです(爆)。
(そもそも3人目は考えてないのですが)


でも前回と大きく違ったのは、
自分がものすごく冷静で、痛みにも静かに耐えられたこと。
まーたんの時は、ソフロロジー呼吸法をやってはいるのですが、
吐く息とともにものすごいうなり声を上げていました。

でも今回は、本当に呼吸法にほぼ専念できたのです。

6秒くらいかけてフーーーーーッと息を吐き切るまで吐き、
その息を収縮による腹圧(痛み)にうまく乗せ、
さらにお腹の上部→下部へと圧を波のように移動させるイメージを思い浮かべ
(実際、陣痛時の収縮はそうらしいです)
吐き切ったところで、自然と肺に空気を大きく吸い込む。
それを、痛みの波が引くまで繰り返します。

それから、赤ちゃんのイメージ。
今、赤ちゃんが少しずつ下りてきているんだ、
一緒に頑張ってるんだよね、と常に思うようにしていました。

冷静とは言え、やはり痛みは痛み。初産も経産も強さは同じです。
時には息を止めていきみたくなったり、
叫びたくなったりもしましたが、
私が息を止めると、
まだ臍の緒からしか酸素をもらっていない赤ちゃんが酸欠になる、
パニックにもなるわけにはいかない…と思うと、
我に返って呼吸を保つことが出来ました。


それから、今回出産にあたって私が実践しようと思っていたこと。

それは、背筋をピンと伸ばすこと。

お腹が痛いときって、思わず身体を縮めてしまいますよね?
でもまーたんを産むとき、助産師さんに
「おヘソを見るみたいにして」と言われたのですが、
「背中丸めないで」とも言われたのです。

その後、便秘になった時などに、
笑える話ですが私はよくソフロロジー呼吸法を利用していて(笑)
(コレが結構有効なのです!)
そのとき途中で何度か背筋を伸ばすと、
便の進みがよくなることを自分で体感していました。

なので、お産の時も、原理は同じなのだから、
背筋を伸ばせば進みやすくなるのでは?と思っていました。


そこで、おそらく子宮口8cm前後の頃と思いますが、
ただ単にお腹が痛いだけの時に一度背筋を伸ばしてみると、
お尻の方に痛みと圧迫感が新たに現れたのがわかったのです。
その痛みも、お腹の痛みとまた質の違う、
それこそ皮膚が伸ばされるような「ピキッ」とした物理的(?)痛みです。
(実際には皮膚じゃなくて、子宮口や産道のハズ)




お産が進行していき、子宮口も10cm…全開大です。
でも、まだ破水していません。
さすがにかなり収縮が強くて、
吐き切った息の最後に「ウンッ」といきみを入れたくなるのですが、
ここは少しガマン。
まだ、産道も会陰もきっと伸び切ってない。
今いきんで無理やり進めると、きっと傷が大きくなるぞぉ〜………、
と思い、痛みを逃すだけに留めます。




と、ここまで文面ではかなり冷静に見えると思いますが
(冷静って文にも書いてあるけど/笑)、
でもやっぱり必死。
出産って本当に大仕事です。

室内は少しひんやりしていて、足なんて冷たいくらいだったのに、
ほぼうつ伏せる感じでタオルに伏せていた顔は汗ばみ、
右手はベッドマットの端を抱え込むようにギューッと掴んで、
その手にかなりの力を入れていました。
いきまないように下半身は力を抜くんだけど、
顔、手〜肩、足には力が入ってるという器用な状態(笑)。

そして呼吸法で喉が渇くので、
自分でテーブルに手を伸ばしてボトルからお茶を飲んでいました。
最初、パパが伸ばした手を握ってくれようとしたのですが
「違う、お茶…」と言ったような、言わなかったような(笑)。
かわりにパパには、うちわでずっと扇いでもらっていました。
これはかなり助かった。
息苦しかったから。




他にもう二つあるLDR室から、
他の産婦さんの苦しむ声も聞こえました。

「ウ〜ン、ウ〜ン………………………」

「痛い〜、ああ〜……………………」

声と声の感覚は、長い。
きっと初産婦さんだ。
長丁場になるね。私よりもっとしんどいよね。
先を長く感じるだろうね。頑張れ…。
私は、もうすぐ終わりそうな気配だから。


私のお産は、もうラストスパートです。



>>>>後編へ続く。


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マリーロビンソン

すご~~(>_<)
改めてお疲れ様です!
でもね、初産じゃないにしても…冷静ですね(笑)
マリーなら何べん体験しても
「痛い~、死ぬ~」とか言うてるような。。
後編も楽しみに読みます♪
by マリーロビンソン (2008-02-05 16:41) 

YuriMeine

>マリーさん
nice!ありがとうございます☆
いや〜心の叫びは「痛い〜死ぬ〜」でしたよ(笑)。
でもやっぱり、女って一人生むごとに肝っ玉すわっていくもんですよ(^_^)
by YuriMeine (2008-02-07 21:44) 

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